カラム / 充填剤
充填剤
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分取液体クロマトグラフ用 充填剤

中圧分取液体クロマトグラフ装置 A-Type, COMPACT

  • お客様の精製のニーズに対応する分取液体クロマトグラフ用充填剤を各種ご用意しています。
  • ロット毎に厳しい品質管理を行い、高品質な充填剤をお届けします。
  • 乾式(ドライパッキング)で、高性能を発揮する充填剤。

各種充填剤の種類と特徴 (詳細はお問い合わせください。)

順相系充填剤
シリカゲル(Si-OH)
担体表面のシラノール基とサンプルが、主に、水素結合により可逆的に吸着することで、分離が行われます。
高〜中極性のサンプルで、有機溶媒に溶解するものによく用いられます。
アミノ(aminopropyl, -SiOSi(CH2)2CH2NH2
シリカ表面にアミノプロピル基を修飾した担体で、アミノ基、スペーサーであるプロピル側鎖および残存するシリカゲルのシラノール基が分離に関与します。
有機溶媒、水系溶媒で使用でき、シリカゲルでは吸着の強すぎるサンプルや、塩基性化合物、ヌクレオチド・糖類の分離に用いられます。
ジオール(1,2-dihydroxy-3-propoxypropyl, -SiOSi(CH2)3OCH2CH(OH)CH2OH)
シリカ表面に1,2-ジヒドロキシ-3-プロポキシプロピル基を修飾した担体で、使用する溶媒により、順相・逆相どちらの分離モードでもご使用頂けます。順相系溶媒では、プロポキシプロピル基に結合するヒドロキシル基(-CH(OH)CH2OH)と残存するシラノール基がサンプルと水素結合を形成し、分離が行われます。シリカゲルとは異なり、プロポキシプロピル基に結合するヒドロキシル基(-CH(OH)CH2OH)はシラノール基と比較して電荷の偏りが小さいために、シリカゲルで起こりうる、不可逆的な吸着が起こりにくい担体です。カルボン酸などの酸性化合物で、シリカゲルではテーリングするような場合に、ジオールを用いることで、良好なクロマトを行うことができます。
逆相系充填剤
ODS(C18, -SiOSi(CH2)17CH3
球形シリカゲルの基材にオクタデシル鎖を結合した充填剤で、サンプルの疎水性を利用した分配クロマトに用いられます。シリカゲルTLCにおいて、高極性の展開溶媒を使用しても原点成分として残る高極性化合物やシリカゲルTLCで、ヘキサンのような非極性溶媒でも移動が速すぎ、分離しない場合など、広範囲の化合物の分離に適しています。糖類・ペプチド・生薬などの親水性化合物では溶離液に水100%を使用できる、水系オクタデシルが特に適しています。
オクチル(C8, -SiOSi(CH2)7CH3)/ブチル(C4, -SiOSi(CH2)3CH3
ODSと比較して疎水性が低い充填剤で、ODSでは保持が強すぎるサンプルやペプチド・タンパクといった比較的疎水性の高いサンプルの分離に適しています。

ロット毎に厳しい品質管理を行い、高品質充填剤をお届けします。


品質管理例) シリカゲル(破砕状、40µm) Lot. No. Y-A05676

  Spec. 分析値
比表面積 (m2/g) 500-600 568
平均粒径 (mm) 47-60 52
PH(5%水性スラリー) 6.5-8.0 7.0
揮発分(200℃) 9.0% max. 7.1%
鉄含有量(Fe2O3) 0.014% max. 0.008%
Silica(SiO2) 99.4% min. 99.8%
抽出残渣 0.2% max. ≦0.02%

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